〝おもしろ、おかしく、誠実な酒造り〟
私たちがいつも心がけている事、それは「酒づくりを楽しむこと」。
酒造りは原料である米の違いや気温や湿度など毎年、毎回、同じようにやっても、同じものは作れないからこそ、我々造り手の酒造りに向き合う姿勢や思い、感情の微差も品質に大きな違いがでると考えています。
だからこそ、私たちは常におもしろ、おかしく、でも誠実に酒造りを楽しむ。
そんな幸せな気持ちで造ったお酒は、きっと飲んでくださるお客様にも伝わると信じているから。
目指すお酒は〝旨みと透明感とバランス〟のとれた純米酒。
柔らかな旨みと通りの良い透明感、キレ良い後味と酸甘のバランスを追い続けています。
〝ワクワク〟するONE AND ONLY(唯一無二)の酒造り
私たち雪椿酒造は、約10年前から蔵の裏手にある加茂山公園に自生するユキツバキの花から採取した酵母、【雪椿酵母】で醸す当蔵独自の酒造りに挑戦し続けています。この酵母は東京農業大学の協力により、約3年という年月をかけて日本酒に適した酵母の分離に成功しました。
この【雪椿酵母】で醸すお酒は、柑橘フルーツのような華やかな香りと爽やかな酸味が特徴で、他では味わえない唯一無二ONE AND ONLYのお酒です。その独自性から、日本酒の枠を超えた個性的なお酒として高く評価されています。私たちはこの個性をより深く追求するため、毎年試行錯誤を重ねながら挑戦し続けています。
また、古くから蔵に住み着く【蔵付き酵母】を使用した酒造りにも取り組んでいます。
この【蔵付き酵母】で醸すお酒は、フルーティでジューシーな酸味と旨みのバランスのとれた独特なお酒になります。
私たちは未来に向けて常に新しいことにチャレンジし〝ワクワク〟しながら醸す、当蔵だけの味わいを追求し、更なる挑戦に取り組んでいます。
-原料処理-
米にやさしい気泡洗米と基本に忠実な抜けかけ蒸米
丹精込めてつくられた五百万石、越淡麗、山田錦などの酒米をポンプで揉んで割らない様に雪椿酒造では気泡と水で揉み洗いを行っています。麹米は10kg単位で時間を計りながら限定吸水を行い、掛米は水切れの良いサナ板付き浸漬タンクで限定吸水を行っています。釜は「抜けかけ法」で米を蒸米機に投入し、60分蒸しでふっくらした蒸米を作ります。これにより米の旨みを製品に反映させるようにしています。
-麹造り-
麹菌との対話をするための手造り麹
機械に頼らず人間の感覚で(麹の手触り、食感)を大事にし10kg単位の箱で麹造りを行います。
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酵母菌との対話
大型仕込みにせず開放タンクを使用し、酒質に合わせて総米1,500~1,800㎏で仕込みを行います。温度や成分はもちろんですが、泡の状態、泡の音、香り、味を大事にしながら発酵コントロールをして行きます。
-原料処理-
米にやさしい気泡洗米と基本に忠実な抜けかけ蒸米
洗米・掛け水
蒸米
抜け掛け
-麹造り-
麹菌との対話をするための手造り麹
種付け
床もみ
-醪 貯蔵-
酵母菌との対話
櫂入れ
貯蔵
利き酒